【本】俺のイタリアン、俺のフレンチ
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、坂本孝(さかもと たかし)氏著書「俺のイタリアン、俺のフレンチ ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方」です。
引用元:http://www.oreno.co.jp/philosophy/president/
2011年にオープンした「俺のイタリアン」。
一流シェフが作る高級料理を、立食スタイルで安く提供するという新しいコンセプトで、瞬く間に有名になりましたよね。
坂本氏は「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」等を展開する、俺の株式会社代表取締役社長で、ブックオフの創業者でもあります。
本書では、主に以下の内容が紹介されています。
・「俺のイタリアン」が他の飲食店と一線を画す理由
・ブックオフの立ち上げから学んだこと
・坂本氏が影響を受けた、稲盛和夫氏の経営哲学を、事業にどう活かしていくか
(稲盛氏の考え方については、以前の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。)
お店に行ったことがある方ならわかると思いますが、料理が本当に美味しくてボリュームもすごいですよね。
その背景には、原価率60%を超えても利益を出し続けるための、経営陣からお店で働くスタッフまで全員の並々ならぬ努力があるといいます。
そのなかで特に私が興味深く感じたことが、お店での裁量権を料理人に与えているという点です。
一般的に、ホテルやレストランなどの現場では、メニューや価格等は経営陣やオーナーによって決められてしまい、料理人には裁量がないことが多いのだそうです。
そのため、「やりがいがない」「磨いた腕を披露する機会がない」と不満を抱えやすいといいます。
料理人たちがみな持っている「修行して磨いた技術と料理で、お客様に喜んでもらいたい」という思いに気がついた坂本氏は、このことを重要ととらえ、お店では料理人に裁量を与えています。
これにより、最高の腕を持った一流シェフがやりがいを感じながら働くことができ、結果的にお客様にも喜ばれるのだそうです。
私も仲間と一緒に仕事するうえで、どのようにしたらお互いがのびのびと仕事できるか、いつも考えを巡らせています。
楽しく働いていたり、やりがいを感じているときは、その楽しさは周りにも伝わりますよね。
みんなが明るく元気に仕事できる環境を、学びながら築いていきます。