権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】ビル・ゲイツの幸せになる質問 もしも1日200円しか使えなかったら?(前編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、中谷昌文(なかたに よしふみ)さん著書、

ビル・ゲイツの幸せになる質問 もしも1日200円しか使えなかったら?”

です。

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出典:理事長挨拶 | 国際ビジネス大学校

 

元教師である著者は、2004年に志魂塾を、2011年に国際ビジネス大学校を創設。

7つの団体の理事を務める社会貢献家として、多くの事業や社会貢献活動を25年以上にわたって継続なさっています。

 

著者は以前、自身の活動に興味を示してくれたという米マイクロソフト創設者のビル・ゲイツと、5分だけ会って会話をされたそうです。

 

私とビル・ゲイツの間には、そんな不思議な「ご縁」があります。また、同じ社会貢献家として、さらに自らのビジネスで得た財産を人々のために惜しげもなく注ぐ姿勢に、深く共感しています。(本書p12より)

 

本書では、ビル・ゲイツ氏が全世界の人々に向けて投げかけた質問などをテーマに、「人は、いつでも、誰でも、どこにいても幸せになれる」という著者の見解を学べます。

 

本書で紹介されているエピソードのうち、特に印象に残った内容と感想を、前編、中編、後編に分けてお伝えします。

 

知恵と努力で幸せになれる

本書の副題にもなっている次の質問は、ビル・ゲイツ氏からの問いかけです。

 

「もし、あなたが発展途上国に住んでいて、1日に200円しかお金を稼げなかったら、どうしますか?」(本書p2より)

 

さて、皆さんなら200円をどう使うでしょうか。

 

著者によると、ビル・ゲイツ氏自身の答えは、「オスとメスのニワトリを買う」だそうです。

なぜなら、育てたニワトリがタマゴを産み、タマゴからはまたニワトリが産まれ、どんどん増えていく可能性があるからです。

そして、ニワトリやタマゴが自身の収入源となって、さらには他の貧しい人にニワトリを分けてあげることもできるからです。

 

ビル・ゲイツの質問」は、あなたが1日200円の収入であっても、どんな境遇におかれていても、たとえ一文無しであっても、「富を生み続けて、人に分け与える方法はある」ということを教えてくれます。(中略)

つまり、知恵と努力によって、資産も幸せも限りなく増やしていけるのです。(本書p3より)

 

諦めずに考え抜く

前述の質問には、2つの意味があると著者は仰います。

 

1つ目は、世界中の人々を幸せにするためにあなたはどう生きるか?という問いかけ。

そして2つ目は、たった1つのアイデアで世の中を大きく変えることができる、というビル・ゲイツ氏のメッセージ。

 

実際、マイクロソフト社の入社面接では、

「世界中に、ピアノの調律師は何人いるのか」

ビル・ゲイツの浴室を設計するとしたらどうするか」

など、発想力が問われる非常にユニークな質問が飛び交ったといわれています。

 

どれも、知識だけでは解くことができません。柔軟な発想力と諦めずに考え抜く精神力、物事の本質を見抜く洞察力が必要です。

彼自身がブログで書いていますが、冒頭の質問の正解は一つではありません。むしろ、世界中の人々がそれぞれの答えを出し、自分の人生の時間を使って、何が正しいかを実際に確かめることこそ、ビル・ゲイツが望んでいる答えなのです。(本書p187より)

 

どうやったらできるか?と考える

技術革新が急速に進み、いまから数十年後には、いまある仕事の6割はなくなったり、機械に置き換わったりするといわれています。

ただ言われたことをこなすのではなく、どんな状況下でも「どうやったらできるか?」と必死に考え抜いて、柔軟に行動できる人材がこれからの時代で求められるのではないでしょうか。

 

本書に掲載されている77のエピソードには、考え方を変えるためのヒントが凝縮されており、とても学びが多いです。



次回、中編では、著者自身のエピソードからピックアップしてお伝えします。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

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第4作「損をしない人の考え方」が発売されました!

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こんにちは。権藤優希です。

 

先日2021年9月17日に、きずな出版より私の4作目の書籍

「損をしない人の考え方」

が発売されました!

 

◆新作「損をしない人の考え方」◆

損をしない人の考え方 ※きずな出版HPリンク

 

 

私は昨年「いつも損してしまう、いい人のために」というテーマで講演をさせていただきました。

この「損をしない人の考え方」では、講演会でお伝えした内容も含めて、損をする人から得をする人に変わるための考え方を、私の体験を交えてまとめています。

 

本作はたくさんの方々が応援してくださるおかげで、発売前から重版が決定しています。

発売にあたり、きずな出版の櫻井秀勲社長をはじめとする関係者の皆様に、多大なるご尽力を賜りました。
あらためて、心より感謝を申し上げます。

 

「損をしない人の考え方」は、本を読んでくださった方が、みな得をする人になってもらいたいと思い、誠意を込めて書きました。

ぜひ、書店でお手に取っていただければ幸いです。

 

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【本】アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉(後編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、和田秀樹(わだ ひでき)さん著書、

アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

後編では、本書第6章の内容から、子どもが失敗したときの親の声かけについてピックアップします。

 

「次は頑張ろう」と前向きな言葉をかける

テストの点数が悪かったなど、たとえ子どもが一生懸命に取り組んでいたとしても、失敗することもあるでしょう。

 

著者は、失敗した子どもが、次はよい結果が出せるようにサポートすることを親に求めています。

 

子どもが十分に落ち込んでいるとき、反省の色を見せているときには、あえて叱るべきではありません。

「くよくよしていても仕方ないから、次は頑張りなさい」

「次のテストでは見返してやりなさい」

などと前向きに導いてあげるようにしましょう。(本書p172より)

 

ただし、結果が悪かったのに勉強をしないなど反省が見られない場合に、”行動を叱る” 必要があるのは、前編でもお伝えした通りです。

 

失敗は、問題解決能力を鍛えるチャンス

さらに、親は子どもの失敗そのものを責めるのではなく、失敗したことについて「次はどうすればいいと思う?」と声をかけて、一緒に考えてあげることが大切なのだそうです。

 

人は失敗から多くの学びを得ます。

親の過保護によって子どもが失敗する機会を奪うことは、子どもの成長を妨げることになると著者は指摘します。

 

本当に危ないときは当然止めるべきですが、ちょっと転んでケガをする程度であれば、あえて痛い目を見させて、痛かったという経験を持たせるほうが子どものためになります。子どもはケガをすることによって、何が危険な行為であるかを経験的に理解するようになります。(本書p180より)

 

失敗を回避するのではなく、失敗を経験し、「次はどうすればいいか?」と考えてその失敗を乗り越えることで、子どもの問題解決能力を磨くことができると著者は述べています。

 

失敗したという経験は一種の知識です。知識を増やすと同時に重要なのは、問題を解決するために発想する力を磨いていく努力です。

(中略)

知識をもとに、さまざまな可能性を発想する。そのときポイントとなるのが、複数の可能性のなかから最適な選択肢を選び取る力です。この最適な選択肢を選ぶ能力は、社会に出てからさまざまな問題に直面したときに確実に役立てることができます。(本書p181より)

 

困難に立ち向かう

失敗そのものは悪いことではありません。

 

ただ、1回の失敗で足を止めたり、あるいは失敗を避けようとする行動を取ったりしても、自分のなかの根本的な考え方が変わっていなければ、また別の形で同じ困難に直面することになる、と私は教わりました。

 

人生は選択の連続です。

 

失敗や困難を避ける選択をするのか。

失敗や困難に立ち向かう選択をするのか。

 

困難を乗り越えれば、どんなことがあっても「自分なら大丈夫」と思えるような、分厚いメンタルが手に入ると私は確信しています。



負けん気の強さを持つ子どもに育てよう。

そう思うなら、子どもを導く親の言葉や姿勢がとても大切なのですね。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

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【本】アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉(前編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、和田秀樹(わだ ひでき)さん著書、

アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉”

です。

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出典:和田秀樹 公式ポータルサイト│ヒデキワダ・ドットコム



東京大学医学部卒業。

和田秀樹こころと体のクリニック院長。

 

精神科医の他にも、映画監督や受験指導ゼミの代表など多岐にわたってご活躍されており、『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』(大和書房)をはじめとする多くの著作を発表されています。



著者は、東大医学部に合格できたことについて、著者のお母様の声かけの影響が大きかったと語っています。

 

母親は、私たち兄弟に対して、

「自分は勉強ができるはず」

「勉強ができるようになりたい」

と思わせるような言葉を絶えずかけ続けていました。

(中略)

今にして思えば、母親が私たちにかけてくれた言葉の数々は、今注目を集めているアドラー心理学の勇気づけにほかなりません。(本書p6~p7より)

 

本書では、自分で考え自ら勉強する子どもを育てるために、親はどのように声をかければよいかを、アドラー心理学の観点から解説しています。

 

成功体験を持たせる

アドラー心理学のポイントでもある「勇気づけ」とは、人生の課題に取り組み、困難を乗り越えていくための勇気を与えること。

 

子どもを勇気づけるためには、子どもが自分の力でうまくいったという成功体験を持てるように、親が適切にサポートすることが必要だと著者はいいます。

 

勉強でも運動でも、子どもの限界を設けず、やってみるように勧めてください。

(中略)

「自分はできる」「自分は頭がよい」という思い込みが、子どもを支える自信となります。

挑戦しようとする子どもに対して、「やればできるよ」「心配しなくても大丈夫」と声をかけるのもよいでしょう。(中略)

「やってみたらできた」という体験が、「自分はやればできる」という確信につながっていきます。(本書p113より)

 

結果をほめて、行動を叱る

テストの成績がよくなかった子どもに対して、親が「なんでできないの?」と言ったり子どもを罰したりすることは、かえって子どもを勉強嫌いにしてしまうと著者は仰います。

 

なぜなら、”自分には価値があると思うときに勇気を持てる” というアドラー心理学の考え方からすれば、結果を叱ったり罰したりすることは子どもの価値を否定することになるからです。

 

著者は、子どもに「どうすればできるか」という方法を教えたり、一緒に考えてあげることが親の役割だと述べています。

 

テストで成績がよくなかったときは、あえて叱ることはしません。叱っても点数が上がるわけではないと認識してください。

叱るのは、あくまでも子どもの行動です。試験の結果は変えることはできませんが、テストの点が悪いのに「勉強をしない」という行動は変えることができます。

変えることができる行動を叱ると同時に、「こうすればできるようになるよ」とアドバイスをするようにしてください。(本書p91より)

 

よい結果であればそれに注目して認めて、悪い結果であれば𠮟責はしない。

変えることができる「これからの行動」に着目して勇気づけをすること、つまり「結果をほめて、行動を叱る」という視点が大切なのだそうです。

 

自己決断を促す

本書は子育てに特化した内容ではありますが、他者を適切に勇気づけるためにどんなことを意識すればよいかという点で、多くの学びがあります。

 

私自身、大学受験は思い描いていた理想の結果にはなりませんでした。

ただ、起業を通じて「自分は必ず宣言したことを成し遂げられる」という、自らへの強い確信を持てるようになりました。

 

もちろん自分を律するトレーニングを積んだことも要因のひとつですが、お世話になっている方々からたびたび温かい言葉をかけていただき、勇気づけられたこともまた事実です。

 

どんな言葉をかけるかで結果が大きく変わってくるということは、私も日頃から感じています。

相手が自ら決断して一歩を踏み出したくなるような関わりは、子育てにおいても重要なのだと学びました。

 

 

続きは、後編でお伝えします。

 

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【本】頭のいい一言「すぐ言える」コツ(後編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、鶴野充茂(つるの みつしげ)さん著書、

”頭のいい一言「すぐ言える」コツ”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

 

後編では、ビジネス・日常を問わず幅広く活用できる「頭のいい一言」に注目します。

 

相手が話したいことを尋ねる

良い人間関係を築く、特に初対面の人に良い印象を与える話し方があると著者はいいます。

 

それは、相手が言われて嬉しい一言を言うこと。

 

前編でもお伝えしましたが、まずは自分が相手に興味を持って

・相手がよく知っていること、得意としていること

・相手が話したいこと

にフォーカスした一言を言うだけで、お互いに打ち解ける可能性が高まるそうです。

 

【相手を乗せない一言】

 自分「東大のご出身なんですか。優秀なんですね

 相手「いえいえ、そんなことないですけど……」

 自分「……」

 相手「……」

 

【相手を乗せる一言】

 自分「東大のご出身なんですか。どんなことを勉強されていたんですか

 相手「日本文学を専攻していました」

 自分「私は文学には詳しくないのですが、作家では誰が一番好きですか?おすすめの作家などいたら、教えてくれませんか」

 相手「そうですね。卒論では菊池寛について書いたのですが、(以下省略)」

(本書p114~p116より抜粋)

 

相手の関心(話したいこと)を的確におさえた質問をすることがポイントで、これはどんな場面でも活用できそうですね。

 

気分良く話せるツボというのは、「その人でないと話せないこと」にあります。そこを突くような一言を言えば、相手は「あ、自分に対して興味を持ってくれたんだ」と感じてくれるというわけです。(本書p117より)

 

「なぜ」と「きっかけ」の違い

前述のように、質問とは、初対面の相手への興味関心を示すパワフルなコミュニケーションです。

相手のことを知るために、質問を積極的に活用したいですね。

 

ただし、尋ねるときに「なぜ?」と言ってはいけないと著者は述べています。

 

その訳は二つあります。

まず、「なぜ」の一言は、相手が答えにくいあいまいな質問になってしまうということ。

(中略)

二つめの訳は、「なぜ」の一言は詰問調になってしまう可能性があること。「なぜできないんだ!」などと怒りの言葉にも使われるように、「なぜ?」は意外とキツイ言葉です。(本書p142~p143より)

 

尋ねる側に意図がなかったとしても、「なぜ」や「どうして」といった言葉を言われた側は、問い詰められているかのような、否定的なニュアンスを感じてしまうかもしれません。

 

そこで著者は、「なぜ」ではなく「きっかけ」に置き換えることを提唱されています。

 

なぜ、このお仕事に就かれたのですか?」

どういうきっかけで、このお仕事に就かれたのですか?」

(本書p143より抜粋)

 

「きっかけ」を尋ねる一言には、

・詰問調のキツさをなくして柔らかい印象を与える

・客観的な出来事や経緯など、相手の返答から得られる情報量が増える

といった効果があるのだそうです。

 

「理由」をダイレクトに聞く一言ではなく、「きっかけ」を聞く一言で——。

そうすれば、相手を不愉快にさせることなく会話ができます。コミュニケーションが円滑になるのです。(本書p144より)

 

相手の気持ちを考えた一言で、コミュニケーションはさらに良好になっていくのですね。

 

スキル、思い、両方とも大切

本書で紹介されている「頭のいい一言」は、誰もがすぐに実践できるものばかりであり、こうした技術(スキル)を磨くことは確かに大切だと私も思います。

 

ここで付け加えたいのは、学んだスキルを活かす前提として、相手への興味関心があり、相手の理解に努めるといった相手に対する真摯な思いがあること。

 

私のメンターはよく「スキルが思いを上回ったらおしまいだよ」と仰っていました。

 

表面的なスキル、つまり発する言葉が荒削りだったり不器用だったとしても、目の前の人への思いが本物であれば相手にはちゃんと伝わるのではないかと、私はこれまでの経験から感じています。



思いも、スキルも、両方大事。

仕事とプライベートの双方に良い影響をもたらすコミュニケーションを、いつまでも磨きつづけようと感じた1冊でした。

 

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【本】頭のいい一言「すぐ言える」コツ(前編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、鶴野充茂(つるの みつしげ)さん著書、

”頭のいい一言「すぐ言える」コツ”

です。

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出典:鶴野充茂 公式ライブラリー



ビーンスター株式会社代表取締役

国連機関や大手企業を経て独立されたその幅広いご経験から、コミュニケーションの専門家として、ビジネスシーンで効果的なコミュニケーション技術の提供に尽力されています。

 

本書では、仕事の結果に差がつく、ちょっとした「頭のいい一言」が、具体例とともに多数紹介されています。

 

一言に表れるさまざまな意識

私は、コミュニケーション教育の専門家として、これまで数多くのビジネスパーソンを指導してきました。その体験を通じて、「何を言うか」——つまり「頭のいい一言」が言えるかで、仕事の成否の九〇パーセントが決まってしまうと思っています。(本書p4より)

と著者は力説されます。

 

なぜなら、発する一言には、その人の仕事に対する問題意識が表れるから。

頭のいい一言が言えるということは、仕事に対してピントの合った問題意識を持っていることと同値なのだそうです。

 

「頭のいい一言」のポイントは2つあるといいます。

 

1つ目は、目的が明確であること。

相手とどんなコミュニケーションを取りたいのか、相手からどんなことを聞き出して、どんな行動を取ってほしいのかを、自分の中で明確にしておく必要があるそうです。

 

2つ目は、相手に対する興味を持っていること。

相手の得意なこと、努力していること、評価していることなどをきちんと掴んだうえでの一言が、相手の心に響くのだそうです。

 

「頭のいい一言」の具体例

では、著者が唱える「頭のいい一言」とは、具体的にどういう一言でしょうか。

本書で紹介されている豊富な事例の中から、一部を引用します。

 

①自分「今月は、かなり売上が落ちていますね」

 相手「……たしかに」

 

②自分「今月は、かなり売上が落ちていますね。天気が悪かったせいですか?

 相手「……それもあるが、やはりA社の新製品の影響ではないかな」

 

「②の自分」は、最後に一つ質問することで、相手から問題解決の方法を引き出すきっかけ作りに成功しています。(本書p5より)

 

 部下「先日お話しした企画書ができました」

 上司「了解。確認しておくよ」

 部下「次は、この企画を提案する企業をリストアップしておきましょうか

 上司「そうしてもらえると助かるよ」

 

こういう一言を言える人ほど、まわりの信頼を得られます。「自分が上司なら、次に何を言うか」を考えて聞いているからです。(本書p58より)

 

与えられた仕事の完了報告だけで終わるのでは、少しもったいないかもしれません。

 

さらに良くするためにはどうすればよいかという課題解決の意識や、相手の要望を汲み取ろうとする気持ちを、たった一言付け加えるだけで仕事のスピードに差が出るのです。

 

仕事を前進させる

私も、大きな結果を作られているメンターの仕事の進め方を学んできました。

多くの取引先とやり取りをされているメンターは「仕事を前進させること」に強いこだわりをお持ちです。

 

例えば、「〇〇日、空いてる?」という質問に対して、「すみません、その日は空いていません」と返信したとします。

これだけでは、話は前に進まないですよね。

 

このとき、「その日は空いていませんが、△△日と××日なら空いています」と返信すれば、同じ数のやり取りでも、話を前進させることができます。

 

仕事はひとつのひとつの作業の積み重ね。

だからこそ、1通のメール、1通のLINEやビジネスチャット、あるいは対面で発する一言は仕事を前進させる内容になっているかに、私もこだわっています。

 

「頭のいい一言」とは、ものごとを前進させる一言。

そしてそれは本書を読んで知識を得るだけでも、すぐに実践に移すことができます。



後編では、ビジネスシーンに限らずより幅広い場面で実践できる「頭のいい一言」に注目します。

 

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【本】疲れない体をつくる免疫力(後編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、安保徹(あぼ とおる)さん著書、

”疲れない体をつくる免疫力”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com



後編では、本書第4章の内容から、免疫力と「睡眠」の関係について見ていきます。

 

自分の睡眠リズムを見つける

免疫力を高めるには、自律神経のバランスを整えることが大切であると前編でお伝えしました。

 

著者は、自律神経と免疫の観点からすると「睡眠時間を削るのは体にとって非常に恐ろしいこと」と述べています。

 

睡眠は、1日の疲れを取り去る重要な行為。

ですから、十分な睡眠時間を確保して、自分が元気でいられる睡眠のリズムを見つけることを推奨されています。

 

よい睡眠を得るためには、「十分に活動したら、必ず十分な睡眠を取る」「太陽と共に起き、太陽が沈んだら、できるだけ早く休む」「交感神経と副交感神経の両方がきちんと働くようなメリハリの利いた生活をする」という基本原則はあるものの、細かいところは、人によって違うわけです。

(中略)

もちろん、基本原則に沿って生活ができるに越したことはないのですが、(中略)疲れが最小限に留められ、元気でいることができるような睡眠リズムを発見し、習慣化すればいいわけです。(本書p147~p148より)

 

疲れが取れる睡眠法

本書では、よい睡眠、つまり「疲れが取れる睡眠」をするためのコツが挙げられています。

一部を紹介します。

 

  • 入浴は湯船につかり、汗をかく

(体温が上がると代謝も活発になり、免疫力が高まる)

 

  • 寝る前に深呼吸(腹式呼吸)や軽いストレッチをする

(リラックスを司る副交感神経に働きかけ、睡眠の質を高める)

 

  • 太陽と一緒に起きて、日の光を浴びる

(交感神経に働きかけ、体に活発的なリズムをもたらす)



反対に、深夜や寝る直前まで蛍光灯や携帯電話などのまぶしい光を目に入れることは、不眠の原因になると著者は述べています。

 

念のためにお伝えしておきますが、私は何も「頑張るな」と言っているわけではありません。

(中略)

問題は、人間が、自分たちで生み出しためまぐるしい環境の変化に振り回され、体の自然な働き、リズムを見失ってしまったことにあります。そう知って、生き方を修正していくことが、とても大事になっているのです。(本書p146、p152より)

 

正しく知って、工夫する

私も仕事のため、携帯電話やパソコンを深夜まで使わざるを得ない日もあります。

 

それでも、著者が仰るように、健康に関する正しい知識を身につけて、望ましいとされる生活習慣に近づける工夫をすることが、健康を保つうえで大切だと感じました。

 

例えば私が事業でお世話になっている方は、どんなにハードスケジュールでも、必ず決めた時間(24時や深夜1時)までにその日の仕事を終えて、寝るようにしているといいます(その際、携帯電話の着信設定をオフにするそうです)。

 

そして翌朝は5時や6時に起き、将来のことを考える時間を1時間ほど取って、それから仕事に取りかかる、ということを習慣化されています。



最大限のパフォーマンスを発揮するためには、健康管理も重要な仕事。

私も健康管理をしっかりしながら、理想の結果のためにハードワークします。

 

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